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【長野】辰野の美を空間芸術で表現 豪の芸術家が滞在制作

ジャンル・エリア : 展示 | 甲信越 | 芸術  2024年02月14日

町の景色をイメージして制作された作品=辰野町の下辰野商店街で

町の景色をイメージして制作された作品=辰野町の下辰野商店街で

 オーストラリアのアーティスト、カラリン・ショーアさんが辰野町に滞在して制作したインスタレーション(空間芸術)作品が、同町の下辰野商店街の展示施設「ギャラリーtooo」で展示されている。

 商店街の活性化などに取り組む一般社団法人「○(まる)と編集社」が2021年から毎年実施している「トビチ美術館」の関連企画。ショーアさんは昨年12月から同町で暮らしながら約1カ月をかけて作品を制作した。

 会場となった建物の地下1階部分を丸ごと利用。同町の景色をイメージし、壁には色鮮やかな山々、床には1本の川が描かれている。天井からつるされたひもには、着色した発光ダイオード(LED)を取り付け、同町の名物であるホタルを表現した。ショーアさんは「作品を見て辰野町の美しさを感じてほしい」と話した。

 会場には「トビチ美術館」で展示されていた作品も並んでいる。入場無料で、2月末までいつでも作品を見ることができる。 (鬼頭穂高)