ジャンル・エリア : 展示 | 岐阜 | 芸術 2024年03月07日
聖書でイエスを表すライオン、リアルに 各務原で10日まで
各務原市緑苑西の会社員シオノ・マルシアさん(43)の絵画展が6日、各務原市神置町のギャラリー&カフェ204で始まった。10日まで。ライオンを描いた躍動感ある作品などが並ぶ。
イエス・キリストや、聖書でイエスを表すライオンなどの、油絵とアクリル画計17点を展示。毛の一本一本まで描いて豊かな毛並みを表現しており、今にも飛び出してきそうな迫力がある。ライオンから幅を広げ題材に選んだトラやユキヒョウは、瞳の透明感が目を引いている。
日系ブラジル人で、1996年に来日したシオノさん。4年前、古里の弟が急死し落ち込む母親を励まそうと絵画を始めた。「亡くなった人を思い描いている。絵を見た人の心が温かくなればうれしい」と話す。 (中根真依)
タンザニアの絵画「ティンガティンガ」 岐阜高島屋で12日まで
岐阜市日ノ出町の岐阜高島屋で6日、タンザニアで動物などを題材に描かれる絵画「ティンガティンガ」の展示会が始まった。絵画約200点とタンザニアで作られた雑貨などが展示販売されているほか、ティンガティンガ作家のヤフィドゥさん(48)による絵画の公開制作もある。12日まで。
ティンガティンガは約50年前にタンザニアで生まれた絵画で、ペンキを使って野生動物などを描く。展示会はアフリカ製品の輸入業を営むバラカ(大阪市)が主催した。
ヤフィドゥさんは約100人いるというティンガティンガ作家の中でも人気が高い。「タンザニアで生きる動物たちを、絵の中で結び付けている。特にキリンは私たちにとって特別な動物。絵画を通して平和と幸せを届けたい」と笑顔で話す。
会期中は毎日、午後1~5時に公開制作がある。 (及川凌)