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【岐阜】揖斐川の魅力を知って! 名古屋出身の町民ら、31日のイベントを企画

ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | 岐阜  2024年03月13日

来場者でにぎわう第1回いびがわはなももベース=2023年11月、揖斐川町三輪の三輪神社で

来場者でにぎわう第1回いびがわはなももベース=2023年11月、揖斐川町三輪の三輪神社で

 揖斐川町への移住につながる情報発信の拠点に-。飲食や買い物を楽しめる催し「いびがわはなももベース」が31日、同町上南方のJAいび川駐車場一帯で開かれる。実行委員会の代表と副代表2人はいずれも名古屋出身の移住者。「暮らして感じた町の良さを伝えるため、まずは町に足を運んでもらいたい」と思いを込める。(市川勘太郎)

 催しは、若い世代の移住を増やそうと、年2回の定期開催を目標にする。2023年11月に同町三輪の三輪神社で初めて開き、1日で約千人が訪れて盛況だった。今回も画像共有サイト「インスタグラム」で出店者を募り、キッチンカーなど計120店が集まる。

 代表を務めるよもぎ蒸しサロン経営の西川可菜美さん(29)は2児の母。夫で副代表の電気工事業、寿延さん(49)が以前から町内の盆栽教室に通っていたことや、寿延さんが仕事の関係で名古屋から西濃地域に移り住み、可菜美さんが町内のクリニックで長男を出産したことが縁となり、19年11月に町に移った。育児では周囲の人がご飯を作って持って来てくれたり、子どもの入浴を手伝ってくれたりした。夫妻は「子育てしやすい環境で、安心して生活できる」と口をそろえる。

催しへの思いを語る西川可菜美さん(左)、寿延さん(中)、柴田さん=揖斐川町三輪で

催しへの思いを語る西川可菜美さん(左)、寿延さん(中)、柴田さん=揖斐川町三輪で

 副代表でパソコン修理やチラシ制作を手がける柴田哲也さん(55)は機械設備の設計会社を経営後、四季折々の自然に魅了されて移住し、15年がたつ。会場には移住相談所を設け、西川さん夫妻や柴田さんが相談に乗る。「暮らしやすさを伝えて移住を考えている人の力になりたい。移住者の方が説得力があるはずだ」と話す。

 夫妻は「県内でも町のことを知らない人が多い。もっと発信していかないと」と語る。3人は「移住のきっかけづくりをしたい。町内の人も巻き込みながら、若い世代の仲間を増やしていく」と意気込んでいる。午前10時~午後3時。