【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【福井】敦賀・花換まつりへ桜の小枝作り大詰め 願いはかなう?金崎宮で30日から

【福井】敦賀・花換まつりへ桜の小枝作り大詰め 願いはかなう?金崎宮で30日から

ジャンル・エリア : まつり | 福井 | 自然 |   2024年03月22日

北陸新幹線敦賀開業を祝う短冊などを取り付け、桜の小枝の造花作りに励む女性たち=21日、敦賀市金ケ崎町の金崎宮で(山田陽撮影)

北陸新幹線敦賀開業を祝う短冊などを取り付け、桜の小枝の造花作りに励む女性たち=21日、敦賀市金ケ崎町の金崎宮で(山田陽撮影)

 敦賀市の金崎宮で30日から開かれる春恒例のイベント「花換(はなかえ)まつり」を前に、造花の桜の小枝作りが大詰めを迎えている。長年携わる地元有志4人が21日、金崎宮の参集所で絵馬と短冊の取り付け作業を進めた。

 花換まつりは、明治時代に男女が桜の小枝を交換する「花換え」をして、思いを伝え合ったという逸話が由来。花換えをすることで願いがかない幸せになるとされ、参拝者は期間中、福娘と小枝を重ね合う。

 短冊は北陸新幹線敦賀開業を記念した特別デザインで、弓矢や銀の小判などが当たる抽選券付き。絵馬の裏側に能登半島地震からの復興を祈るメッセージが入る。

 小枝は期間中1本700円で授与される。新幹線開業を見込んで、例年の約6千本より少し多めに用意する。田村典男宮司(70)は「今年は新幹線開業の節目。桜のエネルギーをもらい、気持ちを新たにしてほしい」と話した。 (林侑太郎)