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【石川】南仏と七尾対比 生き生き 金子さん のと信で初の写真展

ジャンル・エリア : まちおこし | 展示 | 文化 | 石川 | 自然 | 芸術  2023年10月04日

七尾と南フランスを題材に写真展を開いている金子竜得さん=七尾市桧物町で

七尾と南フランスを題材に写真展を開いている金子竜得さん=七尾市桧物町で

真っ青な海、曇天の商店街 37作品並ぶ

 七尾市大手町のフランスコスメ店「あっさんぷらーじゅ」代表の金子竜得(りゅうとく)さん(31)による南フランスと七尾をテーマにした写真展が2日、同市桧物(ひもの)町ののと共栄信用金庫本店2階ギャラリーかわもで始まった。対照的な街並みや海を写した風景の中に、それぞれの魅力を発見できる。(大野沙羅)

 地中海に面した南フランスの都市ニースやカンヌの写真は、真っ青な海の前のベンチに座る老夫婦の後ろ姿、海の向こうに見える街並みなど色彩豊かで明るい印象。七尾湾に面した能登食祭市場のベンチに座る人々や曇天の日の商店街は落ち着いた色合いで、対比を表現している。ほかに、フランスのラベンダー畑や七尾城跡の星空など計37点を出品した。

 金子さんは、20歳でフランスに語学留学し、趣味の写真を続けてきた。昨夏、店の前の「リボン通り」で撮影した花火の写真が石川フォトコンテストで銅賞を受賞。初の写真展開催を決意した。7月に5年ぶりに渡仏し、買い付けの合間に撮りためたという。

 金子さんは「能登は自然や祭りなどはかないものがきれいだが、生まれ育った街並みや商店街に寂しさも感じる。まちを盛り上げたい」と語った。

 会期は13日まで。入場無料。午前9時~午後6時。最終日のみ午後3時まで。土日祝日は休み。