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ワシントン 少ない窓 間口広げて

2010年07月13日

 「ここの郵便局は、政府関係者しか使えないんだよ」。ワシントンにある米農務省の警備員の言葉は、予想した通りだった。いつも使う会社近くの郵便局は一時閉鎖中。郵便局のホームページで見つかったわずか2カ所のうちの1つが、会社から徒歩約15分にある農務省の所在地にある郵便局だった。

 4月にもかかわらず気温が25度を超す中、汗だくで歩いていくと、外から見える場所に入り口どころか郵便局の看板すらない。最悪の事態が頭をよぎる中、警備員に尋ねたところ、返ってきた答えが「民間人お断り」だった。

 米国の郵便局は日本と違い数が極めて少ない。郵便貯金や簡易保険のような収益事業がなく経費を切り詰める必要があるからだ。

 だが、政府関係者専用では利用者数が制限されてしまうのでは。農務省の周辺は、スミソニアン博物館などがある観光地なのに。炎天下よりも、非合理的な米国システムにぐったり。 (古川雅和)

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