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バンコク 街の危険なサイクル

2010年11月30日

 バンコクに赴任して半月。初めての海外暮らしで目に映る街の光景は新鮮だが、日本では当たり前のようにある自転車をまったく目にしない。

 市の中心部にある支局前の道路。駅と公園とを結ぶ1キロ道は一方通行で途中信号機が一つもないため、車もバイクもよく飛ばす。近くの食堂のウエートレス、ブイさん(30)は「自転車には乗りたいけど、とても危ないわ」と顔をしかめた。

 当初泊まっていたホテルも同じ道沿いにあり、毎朝、警備員が誘導して反対側に渡してくれた。警備員のユットさん(28)は「車やバイクの事故を毎月2回ぐらい見る。時速60キロは出ている」。

 市内の道路は歩行者用信号機が少ない。渋滞も激しく、車の脇をバイクが飛ばし自転車が走れる余地はない。横切る時はいつも緊張するが、市民は器用に渡っていく。早くコツをつかまないと、いざ現場に向かう時に出遅れそうだ。 (杉谷剛)

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