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英ウィンザー 心躍る王室の新時代

2018年07月26日

 英王室のヘンリー王子と米女優メーガン・マークルさんの挙式は、世界中の20億人がテレビやインターネットで視聴したとされる。ウィンザーの外国人プレスセンターには、各国記者ら約260人が集結。最も盛り上がったのは、米シカゴから来たカリー主教の説教だった。

 米公民権運動の指導者キング牧師の言葉を引用し「愛こそ唯一の道」と、大きな身ぶり手ぶりで語る。王子の元彼女や歌手のエルトン・ジョンさん、エリザベス女王らのあきれた表情が映し出されるたび爆笑の渦。最後は拍手喝采だった。

 式では、米歌手ベン・E・キングの名曲「スタンド・バイ・ミー」が歌われた。カリー主教も合唱団の大半も、最後に「アベ・マリア」を奏でた弱冠19歳の天才チェリストも黒人だった。米国出身でアフリカ系の母を持つメーガン妃の誕生で、伝統ある英王室とアメリカンカルチャーの融合を見た気がした。

 ネット上では「こんなのロイヤルウエディングではない」と否定的意見もある。しかし、新時代の到来に心が躍った。将来アジア系が英王室入りする日が来るかもと、ひそかに楽しみにしている。 (沢田千秋)

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