ジャンル・エリア : 山 | 愛知 | 自然 2019年01月10日
厳しい寒気が流れ込んだ9日朝、設楽町津具と豊田市稲武町にまたがる標高900~1200メートルの面ノ木原生林が霧氷に覆われた。
大気中の水蒸気が樹木の枝に付着し、氷結する現象。面ノ木原生林では12月中旬から翌年3月初めにかけて見られる。樹齢250年前後のブナやミズナラが純白の氷をまとい、青空にまぶしく輝く。
奥三河山間部ならではの冬の造形だが、常時出合えるわけではない。「ポイントは寒さと湿度。この2つの条件がマッチしたとき発生するんです」と、環境省自然公園指導員の加藤博俊さん(設楽町田峯)。低気圧が通過した直後の、冷え込んだ朝が狙い目という。
例年に比べ雪は少ないが、近くを走る茶臼山高原道路は凍結でツルツルの状態。スタッドレスタイヤなどが必要となるのでご注意を。
(鈴木泰彦)