やがて来る厳しい寒さに備えて、
草木も冬支度を急ぐ晩秋。
そんな短い、
ある意味慌ただしい季節に旬を迎える花の一つが、
皇帝ダリアです。
小牧市にある総合公園「市民四季の森」で
皇帝ダリアが咲いていると聞き、
訪ねてきました。
市民四季の森の園内には、
バラ園や小鳥の森のほか、
ディスクゴルフ場やバーベキュー場、
わんぱく冒険広場などがあり、
子どもから年配者まで楽しめる公園となっています。
↑公園東口にある東駐車場から、園内へ。
紅葉した木々や、サザンカの花が出迎えてくれました。
落ち着いた「晩秋」の色合いですね。
↑入り口にあった園内マップ。
皇帝ダリアは、東門から北西方向、
「ソリスベリの丘」と、「アジサイの丘」の間にある
散策路の両側にあると聞き、そちらへ向かいます。
↑木々の合間に、ちらちらと見え隠れするピンクの花たち。
↑ずらりと立ち並んだ皇帝ダリア。
高さは3メートル前後ありそうです。
↑晩秋には珍しい、
清々しいまでのピンク色。
空の青にもよく映えます。
↑一身に日の光を浴びて咲き誇る姿は、
まるで夏の花のようにも見えますね。
↑逆光を浴びて、
花びらが透けて見える様子も、
はかなげで、きれいです。
↑「花の顔(かんばせ)」という言葉がありますが、
じ~っと見ていると、人の顔にも見えてきますね。
↑ざっと200メートルほどの範囲に、
結構な数が植わっています。
公園スタッフの方によると、
台風で倒れたりしたものもあって、
正確な数はすぐにはわからないとのことで、
自分で数えてみました。
数え方が難しかったですが、
1つの支柱に沿って伸びている固まりを1株として数えたら、
実に70株以上ありました。
こんなにたくさんの皇帝ダリアを
まとまって見られるところはなかなかないと思います。
来てみて良かったなあと思いました。
園内には、ほかにも見どころがたくさん。
↑秋バラの時期はそろそろ終わりですが、
まだきれいに咲いているものもありましたので、
思わずパチリ。
春よりも色合いが深いように感じます。
↑すでに実がなっているバラも。
ローズヒップティーの原料になる品種かな。
↑「花見の丘」では冬ザクラが咲いていました。
説明の札には、
春(4月上旬~中旬)と秋(10~12月)に咲くこと、
花弁は淡紅色から白色に変わることなどが書かれています。
ご夫婦やお友達同士で連れ立って、
季節外れのお花見散策を楽しんでいる人たちも
結構いらっしゃいましたよ。
園内にはほど良いアップダウンがありますが、
道は歩きやすく舗装されている上に、
エリアごとにテーマの違うゾーンとなっているため、
約28万平方メートルという広い園内も、
飽きることなく、楽しく回ることができます。
お弁当やおやつ持参で、
の~んびりと散策したい場所です。
取材日:2018年11月23日
小牧市総合公園「市民四季の森」
愛知県小牧市大字大草5786-1
TEL:0568-76-1191(小牧市役所みどり公園課)
開園:毎月第4木曜休園、10~2月は午前9時~午後5時
※入園無料
交通アクセス
○公共交通機関
名鉄小牧線「味岡」駅からこまき巡回バス(大人1日200円)北部東部右まわりコースに乗り(約25分)、「市民四季の森」下車
○車
中央自動車道・小牧東ICから南西へ、約4km
※駐車場あり(502台)
- まころーど
- 名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。