ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 神社・仏閣 | 芸術 2020年06月05日
ミュゼふくおかカメラ館(高岡市)の開館20周年を記念した「宮沢正明写真展『伊勢神話への旅』」が開かれている。7月26日まで。
宮沢さんは東京都生まれ。伊勢神宮の式年遷宮の正式な記録写真家として2005~15年の11年間撮影した。13年10月の遷御の儀までに撮影した写真6万点の中から選んだ57点を展示している。
内宮・宇治橋の日の出や御正殿(ごしょうでん)の屋根の千木(ちぎ)と鰹木(かつおぎ)など、伊勢神宮の神聖で荘厳な景色を写した作品が並ぶ。展示のために作製した組み写真の大型タペストリーもある。初監督作品でマドリード国際映画祭で外国語ドキュメンタリー部門最優秀作品賞などを受賞した「うみやまあひだ 伊勢神宮の森から響くメッセージ」のダイジェスト映像も放映している。
カメラ館の田嶋友亮(ともあき)館長補佐(47)は「新型コロナウイルスの感染防止をしながら、相手を思いやる日本人の精神性の源流をたどるような気持ちで見てほしい。館内には医療従事者を応援するブルーのライトアップも設置している」と話す。
当初の会期は5月末までだったが、ウイルス感染防止のために17日まで臨時休館したことから約2カ月間延長した。開館は午前9時~午後5時(入場は午後4時半まで)。月曜休館。入館料は一般800円、高校・大学生400円、中学生以下は無料。
(武田寛史)