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【富山】5巻、80メートル 絵巻展示 砺波・雄神 公民館まつり

ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 神社・仏閣  2020年10月08日

公開されたご開帳の絵巻=砺波市雄神体育館で

公開されたご開帳の絵巻=砺波市雄神体育館で

 砺波市雄神公民館は地元の雄神神社(庄川町庄)で33年に一度あるご開帳の絵巻を、雄神体育館で開いた公民館まつりで展示した。普段見られない過去3回分の計5巻、延長約80メートルの絵巻を公開した。

 ご開帳はもともと神社があった庄川左岸の弁財天社で行われている。新型コロナウイルス感染拡大防止で例年は同時開催される敬老会や飲食販売を中止したため、会場の空いたスペースで展示した。

 絵巻では旧庄川町だけでなく旧砺波市や旧八尾町なども含め周辺36カ村から、米俵などお供え物を持って獅子舞やみこしとともに集まってくる人々を描いている。絵巻は大正時代から作られ、前回(1990年)は、車が登場し、ドラえもんやミッキーマウスの仮装が付け加えられた。

 コロナの影響で半年ぶりに帰省した地元出身の東京都荒川区、男性(69)は「大正、昭和期と比べ時代の流れのテンポが速くなったのが分かる。西暦80年鎮座という神社のいわれを大事にしたい」と話した。 (松村裕子)