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【石川】七尾城本丸跡で「歴弁」を 21、22日 史跡巡りイベント企画

ジャンル・エリア : イベント | グルメ | | 歴史 | 石川  2020年11月17日

七尾城の記録を基に再現された弁当「歴弁」

七尾城の記録を基に再現された弁当「歴弁」

 七尾市の史跡「七尾城跡」周辺を巡り、歴史と秋を感じるイベントが11月末まで開かれている。住民有志でつくる能登の國(くに)七尾城プロジェクト実行委員会が昨年に続き企画。発掘調査も行われ注目が高まっている史跡の魅力発信を目指している。

 メインイベント「七尾城ウォーク&秋の味覚」は21、22日にある。参加者計60人は矢田郷地区コミュニティセンターを出発して城山を登り、調度丸跡の発掘現場を眺めたり、山からの景色を楽しんだりする。

 山頂付近の本丸跡では、七尾城の在りし日の料理を再現した弁当「歴弁」を食べる。戦国大名の畠山義綱が家臣にもてなされた際の献立の記録を基に、同市のホテル海望と松乃鮨(まつのすし)、鵬(おおとり)学園高校調理科が考案した料理で、能登ふぐや中島菜など旬の地元食材を使った7品が並ぶ。

 参加者は歴弁を堪能した後、大手道と隠し道、県道の3ルートに分かれて下山する。応募締め切りは17日で参加費は3000円。実行委の永田房雄さんは「七尾城の魅力は本丸だけではない。広いエリアを回って壮大さを感じてもらえれば」と期待。料理を監修したホテル海望料理長の孫八清史さんは「弁当を通して城跡に関心を持ってもらいたい」と話す。詳細は「能登の國七尾城プロジェクト実行委員会」で検索。(問)実行委0767(52)5240

 (中川紘希)