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コラム 花紀行

名古屋市「小幡緑地」のオニユリ

名古屋市「小幡緑地」のオニユリ

長かった梅雨も明け、
夏らしい暑さが全開の今日このごろ。

森林浴しながら夏の花を楽しめる場所を求めて、
名古屋市守山区と尾張旭市にまたがる「小幡緑地」へ行ってきました。

小幡緑地は、
西園(約13.3ヘクタール)、本園(約40.7ヘクタール)、
中央園(約6.0ヘクタール)、東園(約19.4ヘクタール)からなる
開園面積約79.4ヘクタールの一体型緑地です。

まずは、
西園にある管理事務所で、
見ごろの花たちの咲いている場所を確認して、
東園→ 本園→ 西園 の順で回ることにしました。

↑東園の東駐車場近くの花壇に咲いていたヒャクニチソウ。

↑同じく、ヒマワリ。
見ているだけで元気が出てきます。

↑東園内にある花木園に咲いていた白いムクゲ。
涼しげなたたずまいです。

↑東園内にある林の池。
かなりアシが生い茂っていて、
ほとんど水面は見えませんが、
浮御堂からのぞき込むと、
かわいらしいスイレンがちらほら咲いていました。

公園スタッフの方のお話では、
今年は梅雨が長かったせいか、
夏の花の咲き始めが若干遅れ気味のようで、
ムクゲもスイレンも、
見ごろはもう少し先になりそうです。

ここで東園を後にして、本園へ。

↑本園内の竜巻池。

↑池沿いの散策路にオレンジ色の点描が。

↑オニユリです。

↑日が当たっているところ。
葉っぱも花びらも、輝いて見えます。

↑結構たくさん咲いていて、
まさに見ごろです。

↑オニユリの名前の由来は、
花が赤鬼の顔のように見えるところからといわれ、
英語では「タイガー・リリー」と呼ばれているそうです。

いずれにしても、
見る人に強烈な印象を与える名前ですね。

↑つぼみや咲きかけも、ちらほら。
ほとんどの花が下を向いて咲いています。 

↑オニユリ4面相(?)。
左上から時計回りに
・咲きかけ1
・咲きかけ2(花びらのカールが浅く、オシベの葯同士がくっついている)
・珍しく真横を向いて咲いている花(花びらのカールが強い)
・観賞しやすい角度で咲いている花

↑竜巻池の浮御堂からオニユリが咲いている西岸を見たところ。
池が結構大きい上に、緑が深いので、
よ~く見ないと、
散策路があることや、オニユリの群生はわかりません。

本園でオニユリを堪能したので、
最後に西園へ。

↑西園の幼児広場西側に咲いていた
八重咲きのムクゲ。
夏の青空によく映えます。

↑まだまだつぼみもいっぱい。
鳥がつついたのか、
足元につぼみがたくさん落ちていました。

↑西園で見られたムクゲ4態。
上の赤い花2点は、南駐車場で、
下の2点は幼児広場西側で咲いていた花です。

↑南駐車場の西側に咲いていた八重咲きのクチナシ。

時期的にクチナシはもう終わりかなと思っていたのに、
きれいに咲き残っていて、
その香りとともに、
爽やかな気分にさせてくれました。

暑いから、
あまり人は来ていないかなと思っていましたが、
どの園も駐車場は結構うまっていて、
特に西園では、空きスペースを見つけるのに苦労しました。
(西園には球技場や野球場などがあって、
林の日陰スペースで持参した折り畳みイスに座って
子どもさんを応援しているご家族が多かったです)

日なたはやはり暑いのですが、
どの園も木々が多く、日陰は結構涼しいので、
森林浴をしながらの散策がとても気持ちの良い公園でした。

心おきなく花を楽しめる日々が戻りますように。
新型コロナウイルスの一日も早い終息を祈ります。

取材日:2021年7月17日

DATA

小幡緑地

名古屋市守山区大字牛牧字中山1632-1=西園
TEL:052-791-9492(管理事務所=西園)
※入場自由(運動施設等の有料施設は月曜定休)

交通アクセス

○公共交通機関
◎西園=名鉄瀬戸線「小幡駅」から北へ徒歩約15分
 または、名鉄瀬戸線「小幡駅」から市バス「緑ケ丘住宅行き」に乗り、「小幡ケ原」下車すぐ。
◎本園=名鉄瀬戸線「小幡駅」から北へ徒歩約25分
 または、名鉄瀬戸線「小幡駅」から市バス「緑ケ丘住宅行き」に乗り、終点「緑ケ丘住宅」下車、北へ徒歩約5分。
◎東園=名鉄瀬戸線「印場駅」から北へ徒歩約15分
 名鉄瀬戸線「印場駅」から市バス「東五区三フルーツパーク行き」または「高蔵寺行き」に乗り、「旭桜ケ丘」下車、北へ徒歩約5分。
◯車
◎西園=名二環(名古屋第二環状自動車道)・小幡ICから西へ約0.5キロ。
◎本園=名二環・小幡ICから北東へ1キロ弱。
◎東園=名二環・小幡ICから東へ約4キロ。
※各園とも無料駐車場有り。
※駐車場開場時間
◎西園=午前8時半~午後7時半
◎本園と東園=4月~9月は午前9時半~午後7時
10月~3月は午前8時半~午後5時半

取材担当プロフィール

まころーど
名古屋生まれ、名古屋育ち。
季節の移り変わりを観察するのが大好きなアラフィフ世代。新聞記事制作や、出版社にてガイド本等の制作経験あり。
現在は、旅や町ネタに関する記事を執筆しています。観光や販促のお手伝いも。