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ソウル 巨匠の「隠れた名曲」

2021年01月24日

 光の朝(あした) 漢江(ハンガン)に 若い希望は もえさかる さあ足並(あしなみ)も さわやかに 太陽を胸に 学ぼうよ 明るく強く ソウルに育つわれらの学校

 ソウル日本人学校に通う小学生の子どもたちが、校歌を誇らしそうに口ずさみ、聞いてきた。「作曲した人を知ってる?」

 答えは、11月末に幕を閉じたNHKの連続テレビ小説「エール」のモデルとなった古関裕而(1909~89年)。生涯5000曲を作った人で、阪神タイガースの「六甲おろし」や早稲田大の「紺碧(こんぺき)の空」などの応援歌はよく知られている。でも、まさかソウルで隠れた名曲に出合えるとは思わなかった。

 日本人学校は転校生が多いが、皆、すぐに歌えるようになるという。巨匠のメロディーは不思議な力を持っているらしい。

 12月のソウルの夜明けは遅い。子どもたちは、午前7時には家を出てスクールバスの停留所に向かうが、空はまだ真っ暗で、気温は氷点下。新型コロナウイルス禍で、クラスメートと自由に触れ合うことも難しく、登校の足が重くなることもある。そんな朝は校歌を高らかに歌う。応援歌のように、なぜか元気が湧くそうだ。 (相坂穣)

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