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ソウル 防疫パス巡る悲喜劇

2022年02月04日

 韓国で今月上旬、飲食店などの利用時に新型コロナウイルスワクチンの接種状況を証明する「防疫パス」の提示が原則義務化された。先月の当欄で、赴任したばかりの私が使えずに困っていると書いたQRコードがそれに当たる。

 義務化の初日、取材相手と入ったカフェで、早速パスの提示を求められた。自分は日本で接種済みだがパスは持っていないと、事情を説明。こんなやりとりを毎回繰り返すのかとへきえきするところ、待ちに待った外国人登録証が交付された。

 直ちに携帯の代理店でスマートフォンの「本人認証」という手続きを済ませ、保健所で日本での接種記録を登録してもらうと、ついに防疫パスを入手できた。同日のうちに、3回目のワクチン接種もスマホで予約可能になったのには驚いた。

 枠組みの中に入ってしまえば非常に合理的な防疫パスだが、来年2月からは塾を利用する中高生らにも対象が拡大される予定で、保護者から「事実上の接種義務化だ」と反発が出ている。入国間もない外国人や、ワクチンの副反応が心配な子どもの親には悩ましい制度だ。

 (木下大資)

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