ジャンル・エリア : 動物 | 展示 | 生き物 | 福井 2019年03月04日
坂井市三国町の越前松島水族館でオウサマペンギンのひなが元気に育っている。全身が濃い茶色の羽毛に覆われ、巨大なキウイフルーツみたいと評判。愛らしい姿を見せて来館者を魅了している。
越前松島水族館は1992年にオウサマペンギンの飼育を始め、ひなを含め10羽を飼育している。昨年9月に誕生したひなは、成鳥と同じほどの背丈に成長。フワフワの羽毛で大きく見えるが、体格は成鳥よりも小さく「着ぶくれ」の体だ。野生では土のある所で子育てするため、茶色の羽毛が保護色になると考えられている。
展示スペースでは、ぴったりと寄り添いながらも親子には見えない姿に「なぜ別の鳥が一緒にいるの」と不思議がる来館者もいた。
5月には茶色の羽毛が抜け落ち、黒と白の体毛に、首回りの黄色とくちばしのオレンジが鮮やかな姿に変身していくという。担当者は「ひなの様子が見られるのはこの時期だけ。貴重な姿を見に来てほしい」と話している。
(藤井雄次)