ジャンル・エリア : 水族館 | 生き物 | 福井 2021年04月16日
坂井市三国町崎の越前松島水族館に14日、マンボウ1匹が三重県から到着し、水族館の仲間に加わった。3月末に営業を休止した三重県志摩市の水族館「志摩マリンランド」から譲渡された個体で、さっそく一般公開された。
このマンボウは1月に捕獲され、志摩マリンランドで3カ月間飼育された。体長約80センチ。専用の輸送容器に入れられ、360キロの道のりを車で5時間かけて運ばれた。「ストレスを与えないよう急ブレーキ、急発進は避けて運んだ」(鈴木隆史館長)といい、同日午後4時ごろ越前松島水族館に到着した。
水族館では衝突防止用のビニールシートを張った水槽に移された。長旅の影響か、着いて間もない時には水槽の底近くで横になりがちだったが、時間がたつにつれて体を真っすぐにして泳ぐようになり、職員たちを安心させた。
マンボウは独特の体形が人気で、越前松島水族館で飼育する個体は2匹になった。(松田士郎)