ジャンル・エリア : スポーツ | 三重 | 乗り物 | 展示 2019年03月15日
17日に開通する新名神高速道路の県内区間にある鈴鹿PA(パーキングエリア、鈴鹿市山本町)の内覧会が14日、開かれた。スマートインターチェンジを備えるほか、常設展示のF1マシンもあるなど機能と個性が光る施設。関係者や住民ら280人が参加し、期待感を高めた。
敷地7万平方メートルのうち、建物は延べ床面積1400平方メートルで、上下線どちらからでも利用できる。駐車場は上下線の計92台分とは別に、住民らが立ち寄る際に使える94台分がある。愛称は「ピットスズカ」。中日本高速道路がレースのピット作業のように早くて円滑なサービスを提供する思いを込めた。地元食材を使った飲食店や土産物店など9店が入る。長距離ドライバーらに需要が高いシャワールームやコインランドリー、愛犬家が喜びそうな広さ1250平方メートルのドッグランも設けた。
展示のF1マシンは、2007年の日本グランプリにも出場した「スーパーアグリSA07」。鈴鹿市とゆかりの深い佐藤琢磨選手がハンドルを握ったマシンで、所有するホンダから借り受けた。
中日本高速名古屋支社の村上俊輔副支社長は「鈴鹿PAは中部と関西をつなぐ拠点のエリア。何度も来たくなるよう鈴鹿市の魅力を伝え、地域住民にも憩いの場として愛されることを願う」とあいさつした。
(片山健生)