ジャンル・エリア ： 乗り物 | 工芸品 | 文化 | 温泉 | 石川 | 自然　 2019年05月27日

小高康之事務局長（右）の説明を聞く参加者＝白山市白峰で

５時間滞在可能 観光や温泉自由に

　ＪＲ金沢駅前から伝統的な集落が並ぶ白山市白峰地区に直行する市の観光バス「ぶらり白峰特急」の春季運行が２６日、始まった。初回は６月１日にオープンを控えた白山高山植物園を巡り、参加者は一足早く園内を見てまわり、遠く白山を望みながら夏山気分を満喫した。（都沙羅）

　ツアーでは、国の重要伝統的建造物群保存地区になっている白峰地区の古民家集落に５時間滞在でき、グルメや温泉を自由に楽しめる。希少な高山植物を楽しめる白山高山植物園や白峰の伝統工芸が体験できる白山工房などを回るオプションコースもある。

　２６日は県外のほか、金沢市や加賀市などから１８人が参加。植物園ではＮＰＯ法人「白山高山植物研究会」の小高康之事務局長がガイドとなり、花の種類や植物保全について解説した。

　兵庫県西宮市から夫婦で訪れた参加者（７６）は「ずっと白峰を訪れたいと思っていた。直行便でアクセスが良いから日帰りだよ」と笑顔で話した。

　ツアーは金沢市からの誘客が狙い。添乗した白山市観光課の中川智香子さん（２３）は「観光地としての白峰を知ってほしい」と期待を込めた。

　次回以降の運行は６月２、９、１６、２３日。料金は大人１人３２００円、小学生以下１６００円。チケットは事前予約が必要。

　（問）北陸鉄道予約センター０７６（２３４）０１２３