ジャンル・エリア : テーマパーク | 動物 | 生き物 | 石川 2019年10月07日
いしかわ動物園20周年
能美市のいしかわ動物園の開園20周年式典があった6日、観察がしやすいようガラス張りに改装されたフクロウ舎がお披露目された。ゲート前に市が新たに設けた記念写真撮影用の看板も公開された。松島一富(いちとみ)園長は「これからもまた来たくなるような動物園にしていきたい」と話している。(長屋文太)
フクロウ、シロフクロウ、オオコノハズクの3種9羽を飼育するフクロウ舎は、種で区切られている。いずれも高さ約3.6メートルある金網の下半分を観察しやすいようガラス張りにした。巣穴には小型カメラを設置。3~5月の繁殖期に卵やひなの様子を撮影し、フクロウ舎の脇に置かれたスクリーンに映し、来園者に見てもらう。
フクロウの飼育舎のみ、羽音を立てず飛び立つ様子が分かるよう、半分は全て金網にした。生態を紹介するパネル2枚も設置した。新しいフクロウ舎を訪れた能美市大釜屋保育園の年長児(6つ)は「白いフクロウがかわいかった」と喜んだ。
撮影用看板は高さ2.4メートル、幅2.6メートル。動物園にすむライオンやトキ、オランウータンなど13種類の動物がかわいらしく描かれている。子どもたちが座れるカピバラとコビトカバのオブジェも置いた。いずれもフォトスポットとして楽しんでもらう。
市は同日、市大釜屋保育園の園児らを招き、完成式典を開いた。井出敏朗市長は「こんなにすばらしい看板があるとみんなに伝えて」と園児に呼び掛けた。市は動物園前の市道の街灯5本にも装飾を施した。動物柄のシールを貼り、トラやユキヒョウなどの顔を描いた看板を取り付けた。