ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 石川 | 野菜 2020年08月21日
白山市宮丸町の道の駅めぐみ白山のレストラン「地産百膳 風土ぴあ」が21日、市松任地域産のトマトや濃厚な加賀みそ、チーズを使った「まっとうトマトらーめん」(税込み750円)を発売する。スープは赤く、トマトの酸味や甘みが味わえる一品となっている。(吉田拓海)
食材のトマトは、細かな傷や規格に合わない形が原因で商品にならなかったもの。これまでは廃棄されていたが、JA松任が「生産者が丹精して育てたトマトを有効利用したい」と、廃棄予定の中から、特に品質が良い約180キロ分を選んで提供した。
ラーメンは、トマトの爽やかな味とみそのコクがバランス良くまとまったスープに、中太麺を合わせた。開発を担当した飲食チェーン「ハチバン」(金沢市)の安川明日香さん(37)は「今までなかった食材の組みあわせを、味わってもらえれば」と胸を張る。
20日には、市やJA松任の関係者を招いた試食会が道の駅であった。JA松任トマト生産部会の北本和幸部会長(40)は「育てたトマトがおいしいラーメンになり、僕らもうれしい。トマトの味も伝わるので、良い試みだと思う」と期待する。
ラーメンは1200食分を用意。12月中旬ごろまで提供する予定。