ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 石川 2022年10月13日
白山市の食材を使った初の市公認ご当地ラーメン「白山中華そば」を、イオンモール白山(横江町)で飲食店「フードホールロク」を運営するフードホールSIX(金沢市)が開発した。15日から販売する。白山市産のしょうゆを使ったスープなど「一杯」に地元の食材が詰まっている。 (青山尚樹)
ご当地ラーメンの開発は、白山市が昨年度から市産の農林水産物の認知向上と消費拡大を目的にした、市農林水産物ブランディング事業の一環。市が同社に開発を依頼した。
ラーメンは、スープに「吉市醬油(しょうゆ)店」(安吉町)の市産の大豆や小麦を使ったしょうゆ「白山むらさき」などをブレンド。具材にも市産の白ネギやマイタケを使い、市産の白ネギとシイタケから作った香味油の香ばしい香りが特徴。同社の出山邦之統括マネージャー(45)は「地産地消のラーメンで地元の方になじんでいただければ」と話した。
12日に、フードホールロクで試食会があり、関係者らが出席。山田憲昭市長は「ラーメンはいろいろなところにあるが、ここでしか食べられない味。市産の素材を生かしており、おいしかった」と満足げ。
ラーメンは、税込み850円。11月ごろには、家庭でも味わえるように、麺とスープを冷凍した商品を、道の駅「めぐみ白山」やJA松任の直売店舗「まいどさん市場」で販売する予定。