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【愛知】陶芸作家4人、四者四様の個性 名古屋でオブジェや食器400点展示

ジャンル・エリア : 展示 | 愛知 | 芸術  2024年01月26日

四者四様の陶作品を出展した(左から)田中さん、大野さん、木村さん、牧野さん=名古屋市西区則武新町3のノリタケの森ギャラリーで

四者四様の陶作品を出展した(左から)田中さん、大野さん、木村さん、牧野さん=名古屋市西区則武新町3のノリタケの森ギャラリーで

 岐阜県多治見工業高専攻科出身の30~50代の陶芸作家4人による「蒼人(あおと)展-それぞれのカタチ-」が、名古屋市西区則武新町3のノリタケの森ギャラリーで開かれている。28日まで。

 いずれも同県在住で、各務原市の木村洋子さんと岐阜市の大野裕之さん、瑞浪市の牧野真由子さん、土岐市の田中源(はじめ)さん。個性に富んだ四者四様のオブジェや日常使いの食器合わせて約400点を展示した。

 白鳥をイメージした木村さんのオブジェは、針で彫った緻密な文様を青い釉薬(ゆうやく)で象眼し、さらに上絵付けを施して華やかな印象に。大野さんは円すい状のとげでびっしりと覆ったタツノオトシゴの像や、陶で作った「枯れない盆栽」などユニークな作品を出展。牧野さんは粗い土を使って部分的にカラフルに彩色した異形の動物人形を、田中さんは新調した電気窯で焼成したばかりの茶わんや酒杯など初窯作品をずらりと並べた。

 別室では「世を偲(しの)んで生きている-写真家が取り組む挑戦的な写真展-」を同時開催。一宮市の夫馬勲さん、名古屋市北区の石川裕修(ひろのぶ)さんら写真家9人が、街中にあるキャラクターやマネキンをモチーフに撮影したスナップ写真50点を展示している。(小島哲男)