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【石川】韓紙アート 自由自在 21美で韓国・全州の伝統工芸展

ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 石川  2020年12月09日

韓紙を使った色鮮やかな作品が並ぶ会場=金沢21世紀美術館で

韓紙を使った色鮮やかな作品が並ぶ会場=金沢21世紀美術館で

現地作家コロナで来日できず 金沢の作家が講座

 金沢市が姉妹都市提携を結んでいる韓国・全州(チョンジュ)市の工芸品を紹介する「全州伝統工芸展in金沢」が8日、金沢21世紀美術館市民ギャラリーBで始まった。13日まで。12、13両日には体験講座があり、新型コロナウイルスの影響で来日できない現地の作家に代わり、金沢市内の作家が韓国の伝統紙「韓紙(ハンジ)」を使ったうちわや風車作りを手ほどきする。 (小佐野慧太)

 全州市で生産が盛んな韓紙などを使い、全州の作家40人が制作した工芸品56点を展示。固めた韓紙に漆を塗って仕上げた箱や、ひも状によった韓紙を何重にも重ねて作った器など、紙の可能性を引き出した工芸品が並ぶ。

 工芸展は金沢と全州で毎年交互に開かれ、今年で19回目。金沢で開かれる際は韓国の作家たちが工芸品づくりを指導するのが恒例だが、今年はともに竹工芸作家の本江和直斎(もとえわちょくさい)さんと橋本紗織さんが代わりに講師を務める。

 2人は昨年、全州市で開かれた「金沢伝統工芸展in全州」に参加。日韓関係の悪化で会期は延期を余儀なくされたが、本江さんは「温かい歓迎を受け、作家さんたちの情の深さを感じた」と振り返る。「現地で韓国の茶道文化を体験させてもらったのが印象深い。今年は韓国の作家さんに日本の茶道を体験してもらいたかったのに、コロナ禍で来てもらえず残念」と悔やむ。

 体験講座では、本江さんがうちわ、橋本さんが風車の作り方を伝える。本江さんは「骨組みに金沢の伝統の竹工芸、紙の部分に韓紙を使い、お互いの文化が融合した一品を作る。日韓の文化の似ているところ、違うところを、工芸品づくりを通して感じてほしい」と話している。

 工芸展の入場、体験講座はともに無料。うちわ作りはすでに定員に達しているが、風車作りは12日午後1時からと、13日午後1時からに空きがある。(問)金沢市国際交流課076(220)2075

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