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【長野】「源助かぶ菜」豊作 県伝統野菜、豊丘などで収穫最盛期

ジャンル・エリア : 特産 | 甲信越 | 野菜  2020年12月09日

源助かぶ菜がところ狭しと育った畑で収穫体験する参加者ら=豊丘村で

源助かぶ菜がところ狭しと育った畑で収穫体験する参加者ら=豊丘村で

 県の「信州の伝統野菜」に登録されている南信州の名産「源助かぶ菜」の収穫が、豊丘村などで最盛期を迎えている。今年は天候に恵まれ豊作という。(飯塚大輝)

 源助かぶ菜は飯田かぶ菜とも呼ばれ、葉の部分を漬物などにする伝統野菜。明治時代に愛知県で開発され、昭和初期ごろまでに伊那谷に広まったとされる。野沢菜に比べ、柔らかく甘みがあるのが特徴。

 産地の1つである豊丘村では、村交流センターだいちが約10年前から、運営する約15アールの畑で収穫体験を行っている。事前予約制で、1キロ150円で持ち帰ることができる。かぶ菜の漬け方を指南するレシピももらえる。今年の体験は20日ごろまで。

 だいちで農作業を担当する尾曽友治さんは「今年は秋口が温かく、今月は霜も降りたので、大きく甘く育った。道の駅にも農家が収穫したかぶ菜がたくさん出ているので、食べてみてほしい」と呼び掛けた。(問)交流センターだいち=0265(34)2520