【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【石川】農×飲食店 小松を元気に 18組 あすから限定メニュー

【石川】農×飲食店 小松を元気に 18組 あすから限定メニュー

ジャンル・エリア : イベント | グルメ | 特産 | 石川 | 野菜  2022年10月14日

本田雅弘さん(右)が作ったキュウリを使って料理を提供する中村祐輝さん=小松市軽海町で

本田雅弘さん(右)が作ったキュウリを使って料理を提供する中村祐輝さん=小松市軽海町で

大雨水害 私たちは負けない 被災の生産者も参加「応援して」

 地元農家と飲食店がペアを組み、期間限定のメニューを提供するイベント「おみせDEマルシェin小松」が、小松市内の飲食店で15日から始まる。参加者の中には8月の記録的な大雨で被災した農家もいる。主催する小松商工会議所の担当者は「地産地消と、復興に向けて頑張る農家の一助に」と利用を呼びかける。 (井上京佳)

 市内18カ所の料理店や菓子店が、南加賀地域の18の生産者と1組ずつ協力する。米や卵、トマト、イチジクなどを使ったメニューを開発し、11月13日までの約1カ月間、テイクアウトやイートインで提供する。期間中は店頭で農産物も販売し、地元農家をPRする。

 同市軽海町の和食店「旬の箸なか村」は、同市古府町の本田農園のキュウリのかっぱ巻きを提供する。皮の薄さが特徴の「四川きゅうり」をコンブと塩水に漬け込み、ご飯とのりで巻く。店主の中村祐輝さん(44)は「ポリポリした心地よい食感を生かすため、火を入れずキュウリを丸ごと食べられる料理にした」と話す。

 本田農園は8月の大雨でハウス14棟が1メートルも水に漬かり、トマトやキュウリが収穫できなくなったり、栽培準備が遅れたりした。浸水した自宅の片付けにも追われる中、大雨の1週間後には、浸水したハウスに栽培期間が短いキュウリを植え、9月半ばから出荷している。本田雅弘さん(44)は「水はけが悪く栽培が難しかったが、何とか収穫にこぎつけた」と苦労を語る。キュウリの収穫と並行して来年のトマト生産に向け準備を進めているといい「頑張っている生産者や飲食店を応援してほしい」と話す。

 ◇その他の参加店 あんずの木(今江町)菓子工房Yodogawa(国府台)御朱印(八日市町)こまつ町家文庫(同)長寿庵みのわ(蓑輪町)長池彩華堂(今江町)YU SWEETS(安宅町)イタリアカフェ食堂cocoon(福乃宮町)エムラインマーケット(東町)カフェほんだ(大川町)魚菜工房壱(大和町)サルーベジ(沖町)G&NessCrepes(園町)尚軒(糸町)ビストロドゥエドゥ(沖町)中華料理龍華(白江町)ワイン食堂Giglio(土居原町)