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【三重】20年ぶり本尊開帳 8日、志摩国分寺

ジャンル・エリア : 三重 | 文化 | 歴史 | 神社・仏閣  2021年05月07日

20年に1度の開帳を迎える薬師如来座像=志摩市阿児町国府の志摩国分寺で

20年に1度の開帳を迎える薬師如来座像=志摩市阿児町国府の志摩国分寺で

 志摩国分寺(志摩市阿児町国府)は8日、室町時代の1507(永正4)年に造られた本尊の薬師如来座像=県指定有形文化財=を20年ぶりに開帳する。釈迦(しゃか)の誕生を祝う花まつりも同日、新型コロナウイルス感染防止対策をとって2年ぶりに開く。 (阿部竹虎)

 国分寺は741(天平13)年に聖武天皇が命じて以降、全国に建造された。志摩国分寺は809(大同4)年に伊勢国分寺に移転し、跡地は荒廃。室町時代の応仁の乱で初期の建造物や宝物が焼失するが、その後に再建。現在の本堂は1843(天保14)年に完成した。

 薬師如来座像はヒノキ材の寄せ木造りで、表面は漆箔(はく)が施され、金色に輝いている。高さは188センチあり志摩地方での仏像としては屈指の大きさ。8日のご開帳では、8メートルほど離れた本堂の外側からその姿を拝むことができる。

 志摩国分寺の花まつりは「八日さん」と呼ばれ、2年前までは30ほどの露店が出てにぎわったが、昨年は感染拡大の影響で行事全体を中止。今年も露店は中止だが、特設の花御堂には例年通り釈迦の仏像を置いて拝めるようにする。恒例だった仏像への甘茶掛けは中止する。

 大幅に規模を縮小した中での苦渋の開催となるが、寺を管理する堂守の前田義孝さん(62)は「地域住民の支えがあって寺が受け継がれてきた。開帳やまつりを通じて、祈りの歴史や文化を感じてもらうきっかけになれば」と話している。

寺の本堂(左)などを管理する堂守の前田さん=志摩市阿児町国府の志摩国分寺で

寺の本堂(左)などを管理する堂守の前田さん=志摩市阿児町国府の志摩国分寺で

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