ジャンル・エリア : まちおこし | 展示 | 甲信越 | 芸術 2021年06月29日
芸術の力で松本市の中心市街地を活性化する「松本まちなかアートプロジェクト2021」が、7月3日から始まる。松本パルコでは市出身の芸術家草間弥生さんら、県内ゆかりの作家12人の作品を集めた「パルコde美術館」がメイン事業として開かれる。6階の全フロアと屋上を会場に、来年2月末まで4期に分けて絵画や彫刻などを展示替えする。(竹内なぎ)
草間さんの作品は、市美術館で展示していた立体作品「大いなる巨大な南瓜(かぼちゃ)」と「天国への梯子(はしご)」が楽しめる。そのほか市在住の大曽根俊輔さんと市出身の飯沼英樹さんの彫刻作品、池田町在住の千田泰広さんの光による空間芸術などを全期間で展示する。
各会期では、全期間の展示に加えてそれぞれ4人の作品が鑑賞できる。8月29日までの1期は、市内に私設美術館がある須藤康花さんの絵画や、安曇野市在住の佐藤大史さんの写真、同市出身の中嶋明希さんによる金属のアートなどが並ぶ。
市や松本商工会議所などでつくる実行委が主催し、休館中の市美術館が内容を企画。美術館の担当者は「買い物のついでに気軽に現代アートを楽しんでもらい、パルコから街中に人の流れができればいい」と話している。プロジェクトでは会期中に商店街と連携した催しも開く予定。
開場は午前10時~午後6時。水曜休館。入場料500円、中学生以下無料。