ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 愛知 | 歴史 | 神社・仏閣 2021年10月08日
聖徳太子ゆかりの奈良県の古寺、信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)の秘宝展(同寺、中日新聞社主催)が7日、名古屋・名駅の名鉄百貨店本店で始まった。12日まで。入場無料。
信貴山では聖徳太子が戦勝祈願したことにちなみ、12年に一度、寅(とら)年に本尊の毘沙門天王(びしゃもんてんのう)像を開帳する。名古屋では、その前年に出開帳とともに宝物を展示してきた。
開会式で、鈴木貴晶(きしょう)法主は「毘沙門信仰のあつい名古屋でこうした機会を持てて幸い。今年は聖徳太子の没後1400周年を記念して、ゆかりの品も出展した」とあいさつした。
国宝「信貴山縁起絵巻」の模本や、聖徳太子の生涯を描いた大正時代の「聖徳太子絵伝」など約30点を陳列する。毎日4回、先着順で祈祷(きとう)も受けられる。 (鈴木沙弥)