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【岐阜】今が旬!モクズガニ新メニュー提供 大野町「川の駅 おか多」

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 岐阜 | 特産  2021年10月22日

モクズガニのみそを使ったリゾット=大野町で

モクズガニのみそを使ったリゾット=大野町で

 大野町相羽でアユ料理を提供する「川の駅 おか多」が、揖斐川や根尾川で取れる地元産の「モクズガニ」を使った新メニュー「川蟹(かに)リゾット」と人気の「川蟹メシ」の提供を始めた。秋の味覚を存分に楽しめる料理で、地元食材の魅力を発信していく考えだ。2つのメニューは年内まで販売する予定。 (市川勘太郎)

 モクズガニは身は少ないが、甲羅の内側に濃厚なみそ、雌のカニには卵がある。近年は収穫量が減少しているが、季節の味を若い人などに知ってもらおうと新メニューを開発した。

 リゾットにはカニのみそを入れ、具材はニンジンとギンナン。カニのあしの殻を炒めて取っただしを使い、バターが香りを引き立てる。みそ特有の臭みがなく、なめらかな口当たりが印象的だ。ユズや角切りのトマト、青ネギが添えられ、味の変化を楽しめる。

 川蟹メシは、ニンジンとギンナンの素朴な具材にカニみそを加えた炊き込みご飯。みその深みが味わえる。7日から提供を始めた。

 団体客を中心に受け入れてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で客足は激減。昨年末は売り上げが例年の1割にまで落ち込んだこともあった。このため現在は、個人向けにも料理を提供している。

 岡田正樹社長(51)は「みそを使ったご飯は秋の味覚としてなじみがある。町を訪れた人に地元の味を味わってもらいたい」と話す。

 川蟹リゾットと川蟹メシはともに800円(税込み)。前日までに予約が必要。単品でテークアウトも受け付ける。(問)おか多=0585(32)0566