ジャンル・エリア : 展示 | 芸術 | 近畿 2022年07月08日
湖北地域のプロ、アマチュアの芸術家でつくる「長浜アーティスト協会」の会員作品を3人ずつ紹介する「三人展」の第3弾が、長浜市役所1階南東側の市民交流ロビーで開かれている。15日まで。
会員12人の作品を4回に分けて展示している。第3弾は、長浜市泉町の川崎左玄さんと同市西野町の高崎敏和さんの彫刻、米原市須川の福田和弘さんの木版画の計17点が並ぶ。
このうち福田さんの木版画は「昭和の回想」をテーマに、かつて地域でよく見かけた農家のおじいさん、おばあさんの姿を描写。頭に手ぬぐいをかけ、もんぺをはいた人々を、木版の木目を生かして素朴に表現しており、ばれんで刷る際の力加減によって生まれる色の濃淡も味わい深い。
川崎さんと高崎さんは、ともに女性の立体彫刻を出品しており、力強い印象を与える川崎さんと、写実的な高崎さんの作風の違いが楽しめる。(伊東浩一)