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【石川】知ってる? 白山の画人 市ゆかりの書画や歴史資料並ぶ

ジャンル・エリア : 展示 | 歴史・文化 | 石川 | 芸術  2022年08月16日

市指定文化財の「老松孔雀図」(左)などが並ぶ展示=白山市西新町で

市指定文化財の「老松孔雀図」(左)などが並ぶ展示=白山市西新町で

市立博物館コレクション展

 白山市立博物館で、同市にゆかりのある人物の絵や書などの作品を集めた「HAKUSAN City コレクション展」が開かれている。市が所蔵する歴史資料や書画など47点を展示している。28日まで。(青山尚樹)
 
 絵画では、松任地域出身の日本画家、梶野玄山(げんざん)(1868~1939年)が、松の木に止まった2羽のクジャクを描いた「老松孔雀図(ろうしょうくじゃくず)」や、幕末から明治時代にかけて活躍した同地域出身の画家、蕪城秋雪(かぶらきしゅうせつ)(1840~1906年)が、金沢市金石で巨大な汽船が入港する風景を描写した山水画「金石眺望」などが並ぶ。両作品とも白山市指定文化財に登録されている。
 
 鶴来地域の商店が昭和20年代に配っていたうちわや、明治-大正時代にかけて製作された白山比咩(ひめ)神社の境内を写した絵手紙も展示している。
 
 同館の村上和生雄館長補佐(55)は「いろんなジャンルのものを展示している。これを機会に市出身の活躍した人や歴史を知ってほしい」と来館を呼び掛けている。
 
 原則月曜休館。入館料一般200円、高校生100円、中学生以下無料。