ジャンル・エリア : 展示 | 愛知 | 文化 2022年09月01日
着物の端切れを縫い合わせて作った「百徳着物」が、岡崎市滝町の滝山寺本坊で展示されている。9月末まで。観覧無料。
百徳着物は、子どもの健やかな成長を願って、母親が長寿の人や元気に育った子どもがいる家から着物の端切れをもらい、パッチワークのように縫い合わせた着物。金沢市に江戸時代から伝わる風習という。
展示中の着物は、碧南市の女性グループ「イエローパンジーひなの会」の会員約20人が制作。ピンクや赤色の鮮やかな布地に花柄を組み合わせた華やかなものから、藍色やねずみ色などの渋い色味を組み合わせたものなど、さまざまな色や柄の布を組み合わせた20数点を展示している。
同寺の山田真紀子さん(69)は「見た目がきれいで、会員の思いのこもった着物を、ぜひたくさんの方に見てもらいたい」と話す。展示は午前9時~午後5時。不定休。 (服部壮馬)