ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 果物 | 特産 | 石川 2022年09月13日
キウイに似た果物「さるなし」の収穫が12日、小松市の山間地、赤瀬町で始まった。「赤瀬町さるなし栽培組合」が13日から、道の駅こまつ木場潟で販売する。一松重喜組合長(73)は「今年はたくさん採れた。ビタミン豊富で、食べればすこぶる元気になる」と薦める。
さるなしは、つる状の木になる3センチ前後の果物。「ベビーキウイ」とも呼ばれており、酸っぱくて栄養豊富。赤瀬町をはじめとした山間地に自生している。地元住民らが2013年、地域を盛り上げようと組合を発足。メンバー13人が赤瀬温泉跡地で棚につるを張り、4品種120本を育てている。
この日は、7人がわせ品種のハニージェイドを、はさみで1粒ずつ切って約8キロ収穫した。
収穫は11月中旬まで続き、1.5トンを見込む。価格は1パック500~700円。規格外の小さな実を加工したジャムも販売を予定している。(久我玲)