【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【岐阜】過去最多の来場者が星空満喫 飛騨プラネタリウムで最後の無料開放

【岐阜】過去最多の来場者が星空満喫 飛騨プラネタリウムで最後の無料開放

ジャンル・エリア : エンタメ | 岐阜 | 自然  2022年11月21日

プラネタリウムのスクリーンに映し出されたオーロラ=高山市清見町で

プラネタリウムのスクリーンに映し出されたオーロラ=高山市清見町で

 経営難などにより来年2月で営業を終える飛騨プラネタリウム(高山市清見町)の最後の無料開放が20日、行われた。1日として過去最多の入場者となる240人が、直径9メートルのドーム型スクリーンに映し出された満天の星を楽しんだ。(八重樫智)

 無料開放は年に1回あり、この日は地球をテーマにした20分余りの作品を4回上映。60席が全回、満員になった。館長の大矢正樹さん(70)は「約50人が入館できなかった。こんなことは今までなかった。名古屋から来た人もいた」と驚いた様子で話した。

 営業終了を知って訪れた高山市西之一色町の小学3年小坂井桜丞(おうすけ)君(9つ)は「初めて来た。きれいな映像だった」と笑顔。母久美子さん(47)も「地球や星のことを学べて良かった」と話した。

 同館は、清見村(現高山市)が1986年に開いた飛騨地域唯一のプラネタリウム。残る期間は、宇宙や星の作品で知られるアーティストKAGAYAさんの作品を上映する。入場料は時間帯などによって変動し大人500~800円、4歳から高校生300~500円。木曜と年末年始は休館。(問)同館=0577(67)3407