ジャンル・エリア : テーマパーク | 展示 | 水族館 | 生き物 | 福井 2023年01月06日
越前松島水族館(坂井市三国町)が5日、ミズダコの赤ちゃんの展示を始めた。フワリフワリと浮遊する愛らしい姿が見られるのは貴重とされ、家族連れらが早速、写真を撮るなどして楽しんでいる。
同館近くで捕獲されたミズダコが2022年5~7月に産卵。うち同12月25~27日にふ化した30匹ほどを「おさかな館」の幅60センチ、高さ45センチ、奥行き30センチの水槽で展示している。
稚ダコは体長1センチの半透明で、驚いたり、刺激を受けたりすると、表面が赤くなる。ふ化して2、3カ月は浮遊生活を送る。展示課の井上晃秀さん(27)は「かわいらしい姿を感じながら、親ダコとの違いも比較してほしい」と話す。
同館によると、ミズダコの産卵数は1万個ほど。稚ダコは飼育方法が確立されていないため、ふ化して2週間ほどで大半が死んでしまう。ただ複数の親ダコが産卵し、それぞれのふ化時期が異なることから、ゴールデンウイークごろまでは展示できるという。
(山本洋児)