ジャンル・エリア : まつり | 展示 | 岐阜 | 文化 2023年01月31日
明治から昭和30年代ごろにかけて作られた、土のひな人形を紹介する「土雛(つちびな)まつり」が2月1日、下呂市森の下呂温泉合掌村で始まる。施設内の各建物に計約2000体が並ぶ。4月2日まで。
飛騨地域ではかつて、子どもが生まれるとお祝いとして、粘土を素焼きして絵を付けた土雛を行商人から買う風習があった。合掌村には市民らから寄贈を受けた土雛が保管されていて、毎年この時期に展示している。熊﨑一彦施設長は「歌舞伎を題材にしたものなど、多くの種類がある。日本の伝統文化を感じてほしい」と話す。
演芸館「しらさぎ座」では期間中の土日、芸妓(げいぎ)が土雛の前で舞を披露する。入場料は高校生以上800円、小中学生400円。(問)合掌村=0576(25)2239
(上田千秋)