ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 静岡 2023年02月14日
県の伝統工芸品「駿河塗(ぬり)下駄(げた)」の職人花森広悦(ひろよし)さん(72)とめいの花森知子さん(44)が手作りしたげたの展示即売会が、静岡市葵区の静岡伊勢丹6階で開かれている。21日まで。
広悦さんによると、健康志向から、げたを室内でスリッパ代わりにする人もいる。スムーズな体重移動を促すように作った「健康下駄」や、背筋や腹筋を強めるのにも役立つ「一本歯下駄」の人気が高い。
会場にはげたの台を漆塗りし、駿河蒔絵(まきえ)を施した逸品や彫刻彫りで桜やイチゴを描いて立体感を持たせた品も。大人向けが1万円前後で、子供向けは3000円ほど。広悦さんは「現代の生活に合うようにゴムなども使いつつ、木の文化、日本人ならではの生活文化を提案していきたい」と話している。