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【滋賀】南極観測船「ふじ」の漫画紹介 米原市出身・ふくのうみさん原画展

ジャンル・エリア : サブカルチャー | 展示 | 近畿  2023年03月02日

ふくのさんの作品の一部が紹介されている会場=米原市顔戸の近江学びあいステーションで

ふくのさんの作品の一部が紹介されている会場=米原市顔戸の近江学びあいステーションで

 米原市出身の漫画家ふくのうみさん=名古屋市=の作品で、南極観測船「ふじ」を題材にした漫画「ふじと南極のなかまたち」の原画展が1日、米原市顔戸の近江学びあいステーションで始まった。31日まで。

 ふじは1965(昭和40)年から18年間使われ、現在は名古屋港に展示されている。作品は船好きだったふくのさんが、航海記などから着想を得て書き始めたフィクションで、出港から任務を終えるまでが描かれている。交流サイト(SNS)上で発表されたものが昨年、書籍として出版された。

 作画は全てデジタルデータのため手描きの原画はなく、会場には本になる前の「校正ゲラ」や、書籍の内容紹介、ふじ船内の実際の写真などが並ぶ。船が南極に到達する場面や、乗組員とペンギンの交流などが目を引く。

 ふくのさんが幼い頃にステーションの施設を利用したことがある縁などから開催が決まった。ふくのさんは「大好きな米原で原画を展示していただけて、大変光栄です。これからも、楽しい漫画をたくさん描いていきたいです」とコメントしている。

 入場無料。期間中、月曜と祝日の21日は休み。(形田怜央菜)