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【三重】「松阪木綿」の原料、栽培過程見て 松阪で展示会

ジャンル・エリア : 三重 | 展示 | 文化 | 特産  2023年04月10日

綿の栽培を紹介する写真や、実物の綿などが並ぶ展示会場=松阪市魚町の豪商のまち松阪 観光交流センターで

綿の栽培を紹介する写真や、実物の綿などが並ぶ展示会場=松阪市魚町の豪商のまち松阪 観光交流センターで

 松阪市の特産品「松阪木綿」の材料となる綿の栽培などに取り組む住民団体「生ごみリサイクル 亀さんの家」(同市松名瀬町)の活動を紹介する展示会が、同市魚町の「豪商のまち松阪 観光交流センター」で開かれている。27日まで。

 亀さんの家は、地域の高齢者とともに生ごみで堆肥を作るなどして、高齢者の生きがいづくりや循環型社会の推進に取り組んできた。10年ほど前から同市松名瀬町で、自家製の堆肥を使った綿の栽培を開始。現在は300平方メートルの畑で生産し、収穫した綿から糸をつむぐなど、伝統ある松阪木綿を広めようと活動している。

 展示会では、綿の栽培や堆肥作りの様子が分かる写真のほか、収穫した綿や綿からつむいだ糸の実物など計約35点を紹介。15、16両日の午後1~3時には、参加無料の糸つむぎ体験会も開く。

 亀さんの家理事長の亀井静子さん(77)は「江戸時代に栄えた松阪木綿について、原料の栽培から見てほしい」と話している。午前9時~午後6時開館。 (奥村友基)