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【愛知】チンゲンサイが甘いアイスに 安城で2種類販「子どもでも食べやすい味」

ジャンル・エリア : グルメ | 愛知 | 特産  2023年04月13日

開発したチンゲンサイのアイスクリームを手にする大橋さん

開発したチンゲンサイのアイスクリームを手にする大橋さん

 チンゲンサイを多くの人に楽しんでもらおうと、安城市の農家大橋正樹さん(49)が、素材の味を楽しめるアイスクリームを開発した。市内で販売しており、大橋さんは「多くの人に手にしてもらい、チンゲンサイのおいしさを知ってほしい」と力を込める。 (白名正和)

 味は「プレーン」「ヨーグルト」の2種類。湯がいてピューレにした野菜を素材として使っており、プレーンはチンゲンサイ独特の風味を甘さとともに感じることができる。ヨーグルト味は子どもでも食べやすいさっぱりとした後味が特徴。いずれも90ミリリットル、税込み350円(初回生産分のみ300円)。

 アイスクリームは子どもから大人まで多くの人が楽しめ、保存もしやすいことから、昨年秋ごろから試作を始めた。「素材に使うチンゲンサイの量を変えたり、リンゴやバナナを入れたりして10種類ほど試作した。知人らに食べてもらい、人気のあった2種類を商品化した」

 安城は県内でも主要なチンゲンサイの産地として知られる。アイスクリームを機に、栄養価は高いがなじみが薄く、葉物類では手に取ってもらいづらいチンゲンサイに親しんでほしいと期待する。

 大橋さんは元フレンチのシェフで、これまでも「チンゲンサイのおいしさを少しでも知ってもらいたい」と、素材を生かしたキムチや和風だしスープ、ギョーザなどを開発してきた。「今後も、素材の味を楽しめる商品開発に取り組む」と、現在はウインナーの商品化に挑んでいる。

 アイスクリームは福釜町のJAあいち中央「でんまぁと安城西部」、東栄町の「でんまぁと安城北部」で販売している。赤松町の「道の駅デンパーク安城」などでも販売を予定する。

大橋さんが育てたチンゲンサイや、開発したギョーザ=いずれも安城市福釜町で

大橋さんが育てたチンゲンサイや、開発したギョーザ=いずれも安城市福釜町で