【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【岐阜】落差60メートルの水しぶき 白鳥の阿弥陀ケ滝にぎわう

【岐阜】落差60メートルの水しぶき 白鳥の阿弥陀ケ滝にぎわう

ジャンル・エリア : | 岐阜 | | 自然  2023年06月23日

観光客でにぎわう阿弥陀ケ滝=郡上市白鳥町で

観光客でにぎわう阿弥陀ケ滝=郡上市白鳥町で

 郡上市白鳥町前谷の「阿弥陀(あみだ)ケ滝」が夏の観光シーズンを迎え、週末を中心ににぎわいを見せている。

 日本の滝百選に選ばれている阿弥陀ケ滝は落差約60メートル。白山を開いた泰澄大師が養老6(722)年に発見したとされ、白山信仰の霊場として知られる。周辺には流しそうめんの店や釣り堀などが集中し、白鳥を代表する観光地として親しまれている。

 駐車場から渓流沿いの遊歩道を10分ほど登ると、滝が姿を現す。梅雨で勢いを増した滝は垂直の岩壁を流れ落ち、水しぶきが遊歩道まで飛んで来る。暑い日でも、ここだけは天然のクーラーが効いているようだ。訪れる人たちは滝を背景に写真を撮りながら、美しい景色を楽しんでいる。

 阿弥陀ケ滝は昔から多くの旅人を呼び寄せ、江戸時代の浮世絵師葛飾北斎は「諸国滝廻(めぐ)り八図」に描いている。 (中山道雄)