ジャンル・エリア : 展示 | 歴史 | 石川 2023年07月20日
長谷部まつり前に
穴水町ゆかりの鎌倉武将長谷部信連(のぶつら)の子孫で、長家中興の祖とされる戦国武将長連龍(つらたつ)を取り上げた特別展「天正10年 戦国の能登 dousuru連龍」が、川島の町歴史民俗資料館で開かれている。18日には地元の穴水中学校の2年生35人が鑑賞した。
仕えていた織田信長が本能寺の変で死亡し、連龍にとって大きな転換期となった1582(天正10)年に焦点を当てた。合戦時の連龍の奮闘ぶりが分かる書状を中心に、関連する所蔵品など約20点を展示。中には、棚木城を攻め落とした連龍の戦功をたたえ、信長が亡くなる5日前に発給した最後の手紙も並ぶ。
同館の特別展は毎年、信連をしのび開かれる「長谷部まつり」に合わせ、内容を変えて開かれている。18日は同館職員で元町教委事務局長の岡本伊佐夫さん(66)が生徒たちを案内。岡本さんは「貴重な史料が同館にあることを多くの人に知ってほしい」と話す。
会期は30日まで。入館料は一般100円、小中高生50円。午前10時~午後4時。月曜、祝日休館。長谷部まつり当日の23日は無料開放する。(小林大晃)