ジャンル・エリア : エコ | 乗り物 | 富山 2023年08月07日
富山市は6日、時速20キロ未満の低速で走る電動バス「グリーンスローモビリティ」の本格運行を富山駅北地区で始めた。地区内での移動の利便性や回遊性の向上を見込む。
市が進めるスマートシティ政策の一環。2020~22年度に行った延べ107日間の実証運行では約8300人が利用し、親子連れなどの需要が見込めたため本格運行を決めた。
定員9人で、土日・祝日に富山駅北口広場から富岩運河環水公園や県美術館までの片道1.5キロを1日8往復する。料金は100円で、中学生以下は無料。11月26日まで運行し、冬季は休止する。
同広場で出発式があり、藤井裕久市長は「駅周辺がさらににぎわうと期待している」とあいさつ。バスを運行する同地域の企業でつくる任意団体「ブールバールエリアマネジメント富山」の林政義副会長は「ゆったりとした気分で街並みを楽しんでもらえれば」と話した。(西川侑里)