ジャンル・エリア ： グルメ | 岐阜 | 特産 | 野菜　 2023年10月11日

飛騨産エゴマのタレを使用した五平餅＝高山市の国分寺通りで

　飛騨産エゴマの特製タレを使った五平餅屋「あぶらえのお店　くあどろ」が８日、高山市中心部の国分寺通り沿いにプレオープンした。月末に本格営業を始める予定。

　モチモチした食感の縄文米に絡み合うのは、こんがり焼いた甘辛いタレ。すりつぶした黒ごまとエゴマにしょうゆや砂糖、隠し味にピスタチオを加える。１本４００円。

　コンセプトは「ご縁」。接客が好きで自分の店を構える決心をした長尾岳仁さん（２５）は、準備期間に店先のテント、エプロンをもらうなど多くの人に助けられたといい「一つ一つの縁を大切にしたい」と先を見据える。イタリアに延べ２年住んでいて語学も得意。「焼き時間を利用し、海外の観光客にも飛騨のエゴマの良さを伝えられたら」と意気込む。

　今後はカボチャやホウレンソウを混ぜた餅など、新メニューの追加も検討。「新味覚の五平餅屋さんとして覚えてくれれば。あんきにお来しください」と呼びかけている。開店は午前１０時～午後４時ごろで完売次第終了。不定休で、金曜日は午前のみ営業。（問）あぶらえのお店　くあどろ＝０８０（４９６９）３２４０

　（平田志苑）