ジャンル・エリア : イベント | グルメ | 近畿 2023年10月19日
地下水で入れたこだわりのコーヒーを味わう「水のジャパンコーヒーフェスティバル」が21、22の両日、長浜市木之本町の北国街道木之本宿一帯で開かれる。県内外から約20のコーヒー店が町内の各地に出店。町の散策とコーヒーの飲み比べが同時に楽しめる。
「木之本の地下水はミネラル分の多い軟水で、味が乗りやすい。コーヒーにはうってつけ」。そう語るのは、地元の老舗パン店「つるやパン」の専務西村豊弘さん(44)。
木之本町内5カ所の井戸でくみ上げられた地下水が、コーヒーの味を引き立てる。西村さんによると、同じ町内の地下水でも、井戸によって水の味わいが大きく変わる。各店は自身のブレンドに合う水を5種類から選び、このイベントのための1杯を提供する。
江北(こほく)図書館や意富布良(おほふら)神社などの名所のほか、高台の上の伊香高校内の牛舎跡地などに出店がある。参加者は初めに3枚つづりのチケット付き冊子を購入。出店場所の情報などは冊子に記されている。
ジャパンコーヒーフェスティバルは、日本でのコーヒー文化の発展を目的に、実行委員会が2016年から全国で開催している。木之本では昨年に続いて2回目となる。
西村さんは「作り手にこだわりを尋ねたり、町の景色を眺めたりしながら、コーヒー片手に木之本を味わってほしい」と話す。
21日は午前10時~午後8時、22日は午前10時~午後4時。チケットは前売り券1500円、当日券1800円。前売り券はつるやパンなどで、当日券は木ノ本駅東口の「旧駅舎まちの駅」で購入できる。詳細は、ジャパンコーヒーフェスティバル公式ホームページ。
(平子宗太郎)