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【長野】まつもと市民オペラ、公演前に演技など確認 県内在住者ら、23・24日の出演へ稽古

ジャンル・エリア : 甲信越 | 芸術  2023年12月04日

本番に向け稽古に取り組む出演者ら=松本市のまつもと市民芸術館で

本番に向け稽古に取り組む出演者ら=松本市のまつもと市民芸術館で

 松本市のまつもと市民オペラの第8回公演「山と海猫」が23日、24日にまつもと市民芸術館で開かれる。3日は同館で稽古があり、プロのソリスト10人も合流し、シーンごとに演技や動線を確認した。

 まつもと市民オペラは、2004年のまつもと市民芸術館の開館に伴い、オペラ文化を根付かせたいとの機運を受けて結成。今回は合唱団とオーケストラ計約90人の県内在住者が出演する。

 「山と海猫」は、演出家の加藤直さんが信州の民話にインスピレーションを受け、まつもと市民オペラの公演のために書き下ろした。制作の伊藤正美さんは、伝説や精霊の存在を信じない地図屋を通して「数字では表せないものはうそなのか、深い問いを投げかけてくる作品」と魅力を語る。

 第2回公演から参加している同市内の医師、安藤尚美さんは「個人個人の存在感も、合唱団としてのまとまりも、どちらもが出るように工夫したので注目してほしい」と話す。開演は23日午後5時と、24日午後2時。チケットは一般6000円、25歳以下2000円。(問)同館チケットセンター=0263(33)2200

 (中尾聖河)