ジャンル・エリア : 展示 | 石川 | 芸術 2023年12月28日
白山市の郷地区住民が手がけた大きなたこが、同市古城町の松任図書館で飾られている。来年の干支(えと)にちなんだ勇壮な竜などが描かれた5枚が並び、正月の楽しげな雰囲気を漂わせている。年内は28日まで、新年は1月5日から。
大たこは、竜をモチーフにしていたり、ウサギや花が描かれていたりとさまざま。郷公民館と横江、番匠、田中、専福寺の4町有志で作った。
郷地区住民の大たこ作りは2001年、地域活性化を進める旧松任市の方針に合わせて、同公民館が中心となり始まった。毎年8月ごろから作り始め、9月に同市の徳光海岸のたこ揚げイベントで出来を確かめ合う。展示終了後は、5月に内灘町で開かれる「世界の凧(たこ)の祭典」でも揚げられる。
公民館の竹中衛館長は「みんなで一致団結して作ったたこをぜひ見てほしい」と話している。(安里秀太郎)