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【石川】大皿に描く立ちびな 県九谷焼美術館で展示

ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 石川 | 芸術  2019年03月06日

立ちびなが描かれた九谷焼の大皿などが並ぶ特別陳列=加賀市の県九谷焼美術館で

立ちびなが描かれた九谷焼の大皿などが並ぶ特別陳列=加賀市の県九谷焼美術館で

 3日の桃の節句にちなみ、立ちびなが描かれた珍しい九谷焼が、加賀市大聖寺地方町の県九谷焼美術館で特別陳列されている。31日まで。

 立ちびなの九谷焼は、同市山代温泉を拠点に、九谷赤絵の大家として昭和期に活躍した陶芸家、相上芳景(あいじょうほうけい)氏(1931~2015年)の「立雛(たちびな)図平鉢」。直径38センチの大皿で、見込みに男びなと女びな、背景に梅とみられる花びらが描かれている。同館によると、ひな人形が描かれた九谷焼は珍しいという。

 このほか、同じ相上氏の作品4点を展示。子どもが生き生きと遊ぶ様子が描かれ、金箔(きんぱく)がふんだんに使われた屏風(びょうぶ)「極彩色唐子(ごくさいしきからこ)図」(作者不明)も飾った。月曜休館。午前9時~午後5時。 (小室亜希子)